今回の記事は地方公務員を辞めて自ら起業した方のお話です。

いま何かしらの理由で地方公務員を辞めたいと思っている方は、どういった点を天秤にかけて判断したのか、是非参考にしてみてください。

地方公務員のデメリット思いつく限り整理

年功序列賃金制で、いくら頑張ってもその成果が反映されにくく、特に若い職員にとってはどんなに頑張っても、仕事ができない年上の職員より給料が安いため、心が折れる時があるかもしれません。

また、人口の少ない自治体では、地域住民の顔となり、担当外でもあらゆる分野での知識が求められますね。そして、それに応えられれば良い職員、応えられなければ悪い職員と位置付けられ、地域の中での噂が一挙に広まる。

民間では副業を認める企業が近年増えてきているなかで、公務職場においては副業は認められていないので収入が増えません

何をするにしても、地域住民の目がありゴミ捨て一つとっても、正しく分別しているにもかかわらず言いがかりをつけてくる住民もいます。

また、人事についても透明化されておらず、理事者との仲の良し悪しで決まるところが多々あるのも辟易するでしょう。

地方公務員を辞めたいと思ったきっかけ

自分自身がある程度の年齢、実務経験、立場をもって仕事をしていると、上司と衝突することが増えてきたのが契機でした。

挙句の果てには、仕事そのものを丸投げされたり、ヒラの立場で議会や委員会で答弁するなど、すべての責任を負わされているにもかかわらず、何も手を打たない理事者の姿勢を見て、転職を決断した。

また、事なかれ主義が横行していて、常に問題がないように前例踏襲の事業の進め方をしており、この自治体には発展要素もなく、萎んでいく姿しかイメージできなかった

本当に地域を良くしたいと思えばこそ、公務員のままではいけないと考えました。

そしてそれまでの間、地域内ではコミュニティ活動を中心に地域活性化の取り組みを進めてきていたことから、自らコンサルティング会社を立ち上げ、当時の経験を生かしながら地域と一体となった活動をしている。

地方公務員を辞めて何ができんの?可能な転職先とは

私は、一般事務職で何の資格もありませんでした。

職場経験は、税務事務、健康保険事務、財務関係事務、産業関係事務、労働関係事務と経験してきましたが、スムーズに転職できるとすれば、税務経験者であれば税理士・会計士事務所や企業の経理、健康保険事務であれば医療事務や企業の保険担当部署などが、公務員時代の知識と経験を活かせる職場ではないでしょうか。

また現業職では、車両運転技術や調理員など資格を有している方、はその資格を生かした職場へ転職することが可能です。

そのほかでは、いわゆる天下りというわけではありませんが、他の自治体職員との交流があれば、その職員とのつなぎ役として何かの営業もできると思います。

いずれにしても、資格のある・なしはそれほど重要ではなく、なぜ、地方公務員を辞めたか、なぜ、その職場を選んだのかを明確にしなければ、どんな資格、どんなスキルを持っていても転職することは難しいのではないでしょうか。

地方公務員を辞めた結果‥

私は地方公務員を辞めて、総じて良かったと思います。

今は、自分の好きなことを生業として働いており、地方公務員時代にあったストレスは全く感じなくなりました。

また、お金の面でも、仕事に見合った対価を得られるようになり、頑張りがいがあります。

さらに、お客様とコミュニケーションを深めていくにつれて、新たな人脈が構築できたり、新たな視点で仕事ができたりと良い面がたくさんあります。

この職業で、今後も生計を立てていかなければならないというプレッシャーは確かにありますが、地方公務員時代に感じていた変なプレッシャーではなく、心地よいプレッシャーであり、日々意欲的に仕事をしています。

この仕事が、早く定着して全国を飛び回れるような会社にしていきたいと思います。

地方公務員を辞めたい方へアドバイス

「地方公務員を辞めたい?」なぜ、公務員を辞めたいと思うのか、今一度、振り返ってみましょう。

世間的には、田舎に行けばいくほど「高給取り」と言われ「安定している仕事」というように見られていますし、事実、そうではないでしょうか?

その、地方公務員が置かれている状況を捨ててまで、転職しなければならない理由は何でしょうか?

何もなければ、行く先は安定し、老後も安心して生活できる境遇を捨ててまで今の仕事を辞めるのですか?

その覚悟ができていれば、今すぐ辞めて、転職しましょう。

覚悟がまだできていなければ、自分のやってみたいことを、休日を利用して少しずつやり始めてからでもいいのではないでしょうか?焦りは禁物です。一生を後悔する前に、今一度、深呼吸をして考えてみてください。