不満があっても遺恨を残さない辞め方を
仕事や人間関係などが嫌で、転職したいと思っても、会社を上手く辞める方法が分からないということは多くあります。
こういうときにあまりネガティブな理由を全面に出して遺恨を残すような方法は採りたくないものです。
仕事というのは、多くの人がかかわっており、どこで以前の関係者に会わないとも限りません。
たとえ不満があってもそれを出さずに辞める理由として、最も使いやすいのが家族を引き合いに出すことです。親の介護や配偶者の転勤などを使いましょう。
また、知人の会社の立ち上げを手伝うことになったというのも理由としていいでしょう。なんらかの友人がやっている仕事を引き合いに出します。
就業規則に従って辞める手続きを
会社を上手く辞める方法として欠かせないのは、その会社の就業規則に従って手続きを粛々と進めることです。
最も注意すべきなのが、自己都合退職を申し出る日付です。
多くの会社は、退職を希望する日の1ヶ月から2ヶ月以上前に申し出るようにと定めています。
もう辞めたいと思っても、すぐに会社は辞められません。
また、申し出から14日経過後、月の前半であれば当月末。
月の後半であれば翌月末などと定めているケースもあります。
引き継ぎと顧客への挨拶で気持よく辞める
退職にあたっては、自分の後任者となる人への引き継ぎをしっかりやっておきましょう。
その業務独特のノウハウや仕事の進め方があるはずです。
「表向きはこうなっているけど、実はこうやっている」という内情もあるでしょう。
そういったセオリーをきちんと伝えておきましょう。
また、顧客に対しても自分が職を退くことと、今まで世話になったこと、また後任がしっかり仕事を引き継ぐことを伝えましょう。
退職にあたっては、決まってからの行動も大切です。
責任感を持って最後の日までその会社の社員としてふさわしい振る舞いをしましょう。
転職活動は在職中にすませておく
どうにもならないケースは別として、転職活動は在職中にすませておきましょう。
辞めるだけ辞めて、転職活動は後からでいいと考えていると、なかなか決まらなかった場合にお金が出ていくばかりで、気持ちに余裕がなくなります。
気持ちの焦りは転職活動では不利でしかありません。
面接でも不安感は必ず相手に伝わります。
在職中に、どのような仕事に就きたいか自分で考えて、できれば転職エージェントなどを通じて納得いく転職をするようにしましょう。
仕事を辞めたいと思ったら、居ても立ってもいられない気持ちに駆られることがありますが、焦らずじっくり今後のことを考えて転職活動を開始しましょう。
