アニメーターの仕事をしていてツライ点は何といっても賃金だと答える人が多いと思います。

給与形態は他の職種と同じような時給月給という形ではなく一枚書いて何百円の世界。

大手制作会社のように固定給でというところもありますが、基本正社員といっても出来高なので描けばお金にはなりますが元請けから下請け、孫請けそのまた下まであってすべてのところに大量に仕事が来るわけではありません。

拘束時間も長いですよね。定時退社という概念が無く深夜泊まり込みなどはあたりまえです。最初の頃は生活はできないのでアルバイト等の副業をしながらという方も居ました。

また福利厚生も基本ない為病気になった時も大変です。

私がアニメーターを辞めた理由

私もご多分に漏れず賃金が出来高であること。一枚数百円で慣れないうちはそんなに枚数も描くこともできないし、仕事が回ってくるわけでもない。生活できる賃金を得るのは困難だと判断したのが辞めた理由です。

仮に続けて作画 作画監督 監督などになったとしても必ずも安定するとは限らず、まだまだスキルも足りず出来高ということで少ないときは4万~5万という収入では学生ではいいお小遣いかもしれませんが生活はできないので続けるか本当に悩みました。

一度外の世界に出るのもいいかと考え仕事場も下請けの企業で仕事数も少なく思い切って決断しました。もしあのまま続けていても生活は変わらなかっただろうと予想します。

アニメーターを辞めて転職した人、どんな仕事へ?

私の周囲でもアニメーターから転職した人は居ます。幾つか有利な転職先を列記してみます。

漫画家
仕事内容が基本に似ている。絵を描く仕事で環境も似ていますが、こちらも出来高のようなものなので安定するとはいいがたいですが、アニメーターから漫画家になった方は多数いらっしゃいます。

イラストレーター
上記のように絵を描く仕事。デザイン会社などにはいれば安定したお仕事になるかも。委託だと交渉力が必要です。

ゲーム会社
ゲームのイラストやデザインをする仕事に転職すればそれまでの知識やスキルを活かすことができると思います。

アニメーターのスキルで転職するとしたら同じような業種で探すのが可能性が高いです。

固定給で安定した大手の会社になんとか入れるスキルを身につけてアニメーターを続けるか絵の技術を武器にイラストレーターや漫画家を目指す。もしくは講師としてその系列の学校に就職するなどの可能性も。

絵は趣味として割り切って、完全に他業種への転職をした人も多いのは事実です。

アニメーターから転職して良かったこと

私はアニメーターに見切りを付け、求人誌や転職サイトで応募をして全く違う「接客業」の方に進みました。

仕事を変えて良かった点は何と言っても収入が安定したこと。福利厚生がついたことです。

接客業で人と関わることでそれまでの自分と違った一面を発見でき、前向きになれたことも良かった点です。

アニメーターという狭い世界だけでなく様々な事を経験できたことで仕事にも役立っています。

アニメーターを辞めて後悔した事は特にないのです。アニメーターという職種がまだあまり世間に認められておらず職歴として認められにくい点は感じています。絵の仕事でしたらスキルとして転職には役立つかと思いますが。

アニメーター辞めたいと迷ってる方へ

辞めようかと悩んでいる方はきついい方をすれば早めに決断した方がよいと思います。仮に一度アニメーターをやめたとしても後で何らかの形で戻ることはできますし。

逆に続けたいと思うのなら努力をして続けるべきです。中途半端な所で迷う時間がもったいない。

周りがあれこれ言っても決めるのは本人なのでアドバイスなどは正直失礼かと思いますので控えさせていただきます。

ただ、ほかの安定した収入を覚えてしまうと出来高に戻るのは苦痛になると思います。

辞める辞めないにしても創作は素晴らしいことなので一度きりの人生自分の意思を貫いてください。